回天記念館

2004年9月5日
急に思い立って、やっと回天記念館に行ってきた。随分前から行きたかったんだけど、延ばし延ばしになってて、つい最近、回天の番組をやってたから、やっと行動開始か。
あの狭い館内に2時間もいた。じっくり見すぎ。
『笑ってみんなに別れを告げる』写真とか、『究極の目的は、唯一、祖国の勝利である』という言葉とか、彼らはすごいね。当時の彼らを思うと、やるせない気分になった。
20歳前後の優秀な若者たちが死んでいったのはこの国にとっては大きなマイナスだったよな。戦争はやっちゃいけない。彼らの死を無駄にしてはいけない。今日、また強くそう思った。
そして、彼らの精神を学べ、とも思った。

県内で、近いはずの大津島だけど、すごく遠いところまで行ってきた気分。船に乗った時点で、一人でタイムスリップした感じだったし。今から出陣する彼らを見送りに行くような、そんな胸が苦しくなるような思いで、船内で騒ぐ子供の声が遠くで聞こえるようなそんな感じだった。

島に着くと、そこには普通の生活があるんだけど、その生活のすぐ隣に昔の姿のままの塀や、回天を運ぶためのトンネル、発射訓練基地跡などがあり、不思議な感じだった。当時の光景が目に浮かんでくるような感じで、怖いような、ワクワクするような、なんともいえない気持ちだった。あまり手が加えられてない感じがいい。ああいうのはいじり過ぎると、冷めるから、大津島に残る遺跡たちはなかなか優秀だと思った。と、当時のことを考える以外に、遺跡の残し方についてもチェック。

小さい頃から住んでるとそうでもないんだろうけど、私はあの島には住めない。なんか常にドキドキして、普通の生活が出来そうにない。

しかし、行ってよかった。
県内なので、車でも余裕で行けるんだけど、最近の浅い眠りと、昨日の寝不足のため電車で行った。ちょっとした旅行気分だった。充実した1日だった。

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